GUIPPO OWNERS CLUB. Established at Dec.2003
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ウインアンセム 直千を単騎独走
2005/08/02 〜 up to now
ウインアンセム 新潟直千18着

 ここが残念極まりないニュースを伝える場となってしまったのが惜しまれる。不治の病と言われる屈腱炎を両前脚に患っていたウインアンセムだったがその後の調整過程も空しく自身の競争生命にピリオドを打つことになった。その蹄跡を振り返らないわけにはいかない。


 初対面はベンチ温め係―クラブ主催の見学ツアーに参加し初出資馬が坂路コースを疾走する姿に胸を打たれるシーンが展開されるはずだったが前日に引いた風邪の影響で乗り運動は中止に。そしてそれからわずか1週間と経たぬうちに脚部不安の情報がもたらされた。一説にはこの時すでに前脚に何らかの異常をきたしていたとも後になって囁かれてもいる。

 牡馬に出資したはずだが―脚元の不安は意外と長引きただひたすら牧場でウォーキングマシンに追われる日々が続いていたある日、それは何の前触れもなく執行された。事後報告にあるのは重い重い「去勢」の二文字。かくして以降狂おしいほどに燃える気性は影を潜めることとなる。と同時に残された道は走り続けて結果を出すこと、それしかなかった。

 愛馬を持つ喜びと歯痒さ―ここまででも十分過ぎるほど波乱万丈。しかしアンセム史はまだまだ盛り上がりに事欠くことはなかった。新潟のデビュー戦でダントツの最下位を記録。やっとの思いでそのゲートに辿り着いた、そこに至るこの2年間の過程を痛いほど知るだけにこれまで観てきたどんな未勝利戦よりも味のある、胸に残る58.5秒だった。

 明日への期待、そして・・・―アンセムの進路はいつも突然切り開かれる。2戦目はオーナーの夏休みに合わせるかのように平日の船橋が選ばれた。初戦のイメージを払拭できず疑心暗鬼な応援団を前に秘めたる能力のほんの一部を垣間見せての2着。初めてオーナー気分を満喫した日。そして膨らむ次走への希望。しかしその願いが形を成すことは、こうしてなくなった。


 日米オークス制覇の偉業を成し遂げた名牝、未知なる衝撃波に真っ向勝負を挑んだダービー2着馬と同期のスペシャルウィーク産駒は間もなくあと4日で競走馬としての役目を終える。ありがとう、アンセム。そしてこの馬の存在から何かを学びとって欲しい、いや、学ばねばならないクラブが残った。

at NIIGATA RaceCourse on 2005/07/30


 
 
 
亡き勇者の忘れ形見 ドバウィ
2004/10/14 〜 2005/08/01
愛ナショナルS ドバウィ

 09/19にアイルランドのカラ競馬場で行われたナショナルS(GT)よりドバウィ完勝のひとコマ。レース直前に参戦が決定されたこのゴドルフィン所属の2戦2勝馬は、単勝1.25倍という絶対的な人気に応え後続に3馬身1/2の差をつける見事なパフォーマンスを披露した。スタートから思い通りに2番手のラチ沿いを進むと直線半ばではデットーリの軽いアクションに素早く反応、鋭く加速して最後は鞍上が後ろを振り返る余裕すらあった。レース後、圧勝劇が評価されたこのドバイミレニアムの忘れ形見はブックメーカーが定める来年の英ダービーのオッズで早々と1番人気に推されることとなった。父が生涯で唯一苦渋を舐めたレースでその仔が悲願を果たすことができるのか、来年のクラシックが楽しみでならない。

Dubawi by Dubai Millennium - Zomaradah
       Bred by DARLEY
       Owner:Godolphin
       Trainer:Saeed Bin Surror

P.S ピントがズレていますが管理人にとって思い出の一枚ということでご容赦ください。

at CURRAGH RaceCourse on 2004/09/19


 
 
 
風小僧 ウインアンセム
2004/04/10 〜 2004/10/13
風小僧 ウインアンセム

 凡そデビュー戦のパドックまで愛馬とのご対面はお預けかと思っていたものだが、高倍率!?の抽選を潜り抜けミッドウェイファームの見学ツアーに参加、感動の初面会を遂げる。
 コース・坂路での調教の動きも抜群でこれは先々期待が持てそう、などのような親バカコメントも少しは残したいところだったが、肝心の愛馬はこの日風邪でダウン。弱小オーナーなどに手の内は見せまい、と早くもその大物振りをアピールするエピソードとなってしまった。
 というか、風邪でもあのチャカつき具合。完調になったら一体どこまで猛るのか。果たして行き着く先は頂点か、はたまた・・・。ただ、何かやってくれるのではという期待もまた揺るぎないものとなったことも確かではあった。

at MIDWAY Farm on 2004/04/03


 
 
 
ウインラシェーナと岡部幸雄
2004/01/25 〜 2004/04/10
ウインラシェーナと岡部幸雄

 その瞬間、劇場見下ろし型の中山のパドックはその景観に違わぬ活況のステージへと姿を変えた。期せずして沸き起こる、割れんばかりの拍手と歓声。主演はもちろん、この日このレースでおよそ1年1か月振りに現場復帰を果たすことになる御歳54歳・岡部幸雄その人であった。「岡部さんがんばって〜♪」というありきたりの黄色い声援の他に、「岡部!待ってたぞ!!!」「頼むぞ岡部!」という野太い声がそこかしこから飛び交って止まない。あたかも同世代を歩んできた男達が自身の置かれた境遇に立場を重ね合わせそこから溢れて放たれた、そんな様が自然と頭に思い浮かんできたものだ(ただ、普段では考えられぬ至近距離での観客のざわめきに全馬例外なくチャカつき立ち上がってしまい引き手も相当慌てふためいていたのだが)。
 奇しくも緒戦の騎乗馬がこのウインラシェーナだった。昨年末、スーパージョッキーの年間200勝達成に直接貢献したのがウイン(プログレス)なら、この日競馬界の第一人者の復帰におけるターフへのエスコート役を務めたのもこれまたウインだった。これも隆盛を続けるクラブにとっては何かの縁だったろうか。惜しくもそのレースは4着に敗れることとなったが、舞台はこの後若竹賞でクライマックスに達しダンスインザムードの完勝劇を以ってグランドフィナーレを迎えることとなる。
 この日このパドックに居合わせられたことを心から嬉しく思っている。とは言っても、最終レース後に流されたインタビューで披露した禊ぎの坊主頭はチベットの修業僧と何ら変わらなかったなぁ・・・

at NAKAYAMA RaceCource on 2004/01/25


 
 
 
2003年度募集馬 エクスペダイト02
2004/01/15 〜 2004/01/25
2003年度募集馬 エクスペダイト02

 GOC発足当初、手頃なネタもなかっただけに致し方なくウインRCのクラブサイトより愛馬画像を借用。すいませんm(_ _)m
 しかし、これがなかったら現在のGOCサイトのベースは生まれてなかったと言っていい根幹となる一枚。

©ウインレーシングクラブ

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