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from MIDWAY Farm

 
 
 
 
 
デヒのトラックマンデビュー記
 
GOC屈指の万券ハンター⇒デーヒー
2005/04/16 (Sat)
ウインブラッド ウインブラッド

今回は、デーヒーが帯同馬として参加。

さて、肝心のレポートということだが、今回はバイ男があらかたブログで報告してあるので、それを補う方向で寄稿させて貰う。

自分も何が何やらわからんうちに「来て下さい」のメールが来て、場所が場所だけに「○K牧場!」と返信したのが運の尽き。関心のある馬も不在で、指名された理由も、バイ男の道楽に付き合うのはデーヒーくらいしかいないのかなぁと考えたりもしたが、信頼されている(理由は考えない)と考え、そこはネガティブになっても仕方ないので前向きに当日に臨んだ。

で、当日。東京集合朝7時で、早い!早すぎるよと。しかも始発電車乗り遅れたら完全にアウトなんで朝四時半起床で睡眠不足、したがって半ギレ状態だ。しかし、山手線車中での奇妙な兄やん(注1)に心和まされ、通常状態で東京に着くことができ、バスに乗り込む。が、出発予定時間の7:20になってもバスは出発しない(注2)。このデーヒー、人を待たせる事はあっても、待たされるのは嫌いなんで、いそいそと駅弁を開くバイ男を横目に、誰が来ていないのか周りを見渡すと、すぐ前の座席の人間がいないことに気が付く。「こいつら〜他の人に迷惑かけたらいけないって教わんなかったのか!」と苛立ち、腹いせ紛れに前の座席を揺らすも、隣のとりそぼろ弁当に目が行き、先ほどの感情も忘れ、自分もあっさりお花見弁当を食べ始めるのであった。

注1…腕組み・足組みをしている。酔っているのか寝ているらしい。電車の座席(背もたれでは無く、座るところ)には背中の部分しか乗っかっていない状態。当然足組みをしているので体を支えているのは一本足のみ。とにかく凄い体勢。
注2…遅刻したのはウインの社長。この日に備えて会社で寝たにもかからわず、遅れたらしい。


弁当を食しているうちに、バスは10分後に出発、高速に乗ってから更に10分、ウイン社員の挨拶・本日のスケジュールの発表があり、バイ男の目的はめでたくなく達成、いや去年もやってるから連覇達成といったところか。「意味ね〜よ」と力無くつぶやく彼に、自分も当面はレガシーヴィーナスを見る目的で来ているのでそれなりに同情したが、バイ男のイベントに対する下り坂の運勢はいいかげん何とかならんものかと心配が先立った。またそれに呼応するかのようにバイ男の腹も下り坂で、ミッドウェイファームに着くなりトイレに駆け込むのだった。


そこそこ、牧場にも着き、ここからは端的に、バイ男のリポート調教編以降への話。それにしても、雨は降らなくていいが、風が強い。寒い。

調教をはじめる前に1頭ほど暴れ乗り手を振り落とし放馬してしまった(柵無し目の前での放馬は非常に危険)が、なんとか捕まり、その馬を含め19頭(調教は普通偶数頭で行うものらしいだが…)は馬場入りした。

実際の坂路調教はなかなかどうして迫力あった。画面越しではなく、走る馬を見る事はなによりの勉強になる。ここでは参考になるかどうかわからんが、デーヒー主観の各馬の様子を記しておく。


最初はマジックショール03(ウインアズライト)と栗東所属のリーガルウエイズ03(ウインフェイム)。アズライトはよそ見をしながら走ってまだまだ気持ちが集中していないか。対して、フェイムは坂路は真面目にまっすぐ走っていた。後で聞いたのだが、フェイムは遅くとも6月には入厩とのこと。早ければ来月なのだろう、すでに仕上がっているようで、開幕週あたりにデビューするかもしれない。

続いては、ゴールドウインク03(ウインソリスト)とサワズソング03(ウインブラッド)の登場。ソリストは上下に馬体をもてあそび、フワフワしながら走っていた。これもまだまだトレーニングが必要だろう。ブラッドは素人目にも、さすがクラブの東のエース格と思わせるような走りっぷり。駆けているときの乗り役の体がぶれていなかった。しかも、あとの展示で述べるがとにかく大きい。あの募集価格もやむなしって感じだ。

最後の1頭は、あのレディアレグレット03(ウインプレスト)の番。こちらは馬場入りを見送っていただけあって、単走でリハビリ程度に駆け上がってきたので、ヒョコヒョコ走っていたが、どうか。



ウインリゲル ウインリゲル

調教見学も気が付けばあっという間に終わり、馬の展示へ。まずはミッドウェイにいるウインの古馬達。ジェネシス、レックス、リゲル、ペルラ、ラシェーナ、ギャラクシーの6頭を見る事が出来た。バイ男も述べた通り、ラシェーナが一番見栄えのするいい馬だった。しかしどの馬も綺麗で、あとの2歳馬と比べるため、2メートル先にいる本物に見入った。実際、現役馬は体が違う(筋肉のつき方が全く違うのだ)。ちなみに、新潟に行きそうなのはレックスだったかな?他にラシェーナは入厩待ちで、ペルラも出れば面白いらしいとのこと。信じるかどうかは受け取り方次第ですが。


そして、2歳馬の展示へ。

まずはブラッド。一言でいうなら、大きい。パッと見、530キロ位あってもおかしくないが、場長はまだまだ成長すると言う。新世代ヒシアケボノか?この馬についてはうまっけも全開で、種馬になれるよう期待する。ただ大きいだけに仕上がりに時間がかかりそうだ。

アズライトは大人しいとの事。まだ馬体的にも余裕残しで、もう少し調教がいるかもしれない。これと言って特徴が無いのが特徴。名馬もそういうものというし、要様子見。


ウインアズライト ウインアズライト

調教とは違い意外と馬体がしっかりしていたプレスト。筋肉も程よく付いていて、結構走りそうな気配。この馬が走るとまたもやGOCに暗い影を落とす?

ソリストは牝馬より小さい。場長は薄い方が好みらしいが…まあ確かにディープインパクトも440キロ台だから一概にダメとはいえないだろう。場長が言うには素直ということで、モノ覚えもよいということと考える。ただ個人的には頼りない感じがする。

バイ男御指名のウインヴィーナスは牝馬にしては太く映った。昨日まで調教していたわりには腹周りに貫禄もあり…。どうですかね?

フェイムは馬体が仕上がっていて、のっぺりした感じに見受けられた。ウインの一番手として、どう走ってくれるのだろうか、見モノだ。


ウインフェイム ウインフェイム


とまあこんな感じで。最初に目的が…とか意味無いとか書いている割には、当人はかなり楽しめた。意外と出資馬が居なかったのが幸いして、どの馬もまっさら気分で見る事が出来たからだ。レースに出てくれば、純粋に応援している自分がいるだろう。そういう意味では、将来に向けていい見学が出来、満足を得る事が出来たと言うことでなかなか有意義であったと思う。まだ、坂路調教のメリット、マイネル軍団の育成方法、夫婦での参加メンバーを見たバイ男のうめき等、小話的にはあるのだが、今日はこの辺で。

最後に、実のある見学会になった日に、誘ってくれたバイ男に感謝の意を記して、終わりにしたい。


その後、ミッドウェイファームを去り、昼食バイキング=その日のデーヒー最大のイベントが待っているのであった。ここのサイトの趣旨を踏まえ、ここではその内容は割愛させていただく。どういう状況かはわかる人はわかるね。そして、突撃取材でウインヴィーナスの実態が明らかになるのであった…。てっかダメだろ、多分…

 

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