POG 02-03 最終結果      

出走6頭総勝ち上がりの金字塔も打ち建て
バイ男 昨季0ptの汚点を晴らす完勝劇


Congratulations!
POG 02-03
最優秀馬主
バイ男(初優勝)
通算成績39戦12勝(総合1位)
獲得ポイント19420pt(総合1位)
主な活躍馬 
サイレントディール
 シンザン記念  1着
 きさらぎ賞  2着
ラントゥザフリーズ
 共同通信杯  1着
エコルプレイス
 バイオレットS  1着
 
なお、都合により写真がオーナー本人と異なる場合がありますのでご注意ください。
 
バイ男




最多勝オーナー
バイ男
最多出走オーナー
デーヒー
○父オーナー
ドラ茶磨
○地オーナー
ヴェルスパー
最多獲得賞金馬
サイレントディール
最多出走馬
テイエムガルチオー
No!サンデーランキング
1バイ男11620pt
2ドラ茶磨4310pt
3カープファン3320pt
4あんしゅう2410pt
5デーヒー2200pt
6るんたか1710pt
7ヴェルスパー630pt
8キングカズ600pt
9カマーチョ510pt
10しんえもん0pt
10果糖数比呂0pt
○父限定ランキング
1ドラ茶磨3800pt
2カープファン1600pt
3キングカズ600pt
4あんしゅう510pt
5バイ男0pt
5デーヒー0pt
5るんたか0pt
5ヴェルスパー0pt
5カマーチョ0pt
5しんえもん0pt
5果糖数比呂0pt


 

 終盤こそデーヒーの追い上げというか、アドマイヤグルーヴの可能性に脅かされたとはいえ02-03シーズンはほぼバイ男の独り舞台だったと言えるだろう。重賞勝ちこそGVの2つのみに留まったが全8頭のうち出走した6頭すべてが勝ち上がる抜群の安定感を見せ、秋競馬の開幕週から一度も首位の座を譲ることなく駆け抜けた。何よりノーザンテースト最後の産駒であるラストリゾートと中央競馬に10頭前後しか登録されていない新種牡馬ビコーペガサス産駒とでそれぞれ1勝を挙げたのは千金に値する。また、現在のPOGにおいてサンデー産駒を抜きにしてもそれ相応の好結果を残せたという事実は間もなくサンデー無き時代に突入する今後への足掛けとなる大きな一歩になったと思う。

 2着には開幕前からいろいろと外野の話題を独占したデーヒーがそのまま居座った。アドマイヤグルーヴの激震とスズカドリームで待望の初重賞をゲット。一時期バイ男と並ぶところまで接近したものの今振り返ればエコルプレイス vs ハツラツのバイオレットSでの直接対決こそが2オーナーの明暗を分けたと言えるのかもしれない。相手が超競り弱いタイプなだけに一度でも並んでいれば分からなかった。それにしても奇しくもドラフト実行委員会の2人が昨年末からマッチレースを繰り広げるという今季の展開には当事者ならずとも笑ってしまう節があった。

 終わってみてなぜ3位なのかがわからないが重賞勝ちオーナーを差し置いて重賞未出走のカープファンがここにいる。陣容を見て何も脅威を感じることができないがそれぞれが自らの力量に合わせてコンスタントに走ったところにマニアオーナーへの忠義心が感じられ涙ぐましい。ただ純和風オーナーに○外は合わなかったようだ。

 以下、4位から下をざっと振り返ろう。ドラ茶磨は総勝利数は3勝だがザッツザプレンティでのラジオたんぱ2歳S制覇と、それ以上にダービーでの僅差の3着がお見事だった。言わずもがな、ダービーにおけるグイッポ最高着順である。あんしゅうは最多出走のテイエムガルチオーが実に惜しかった。そのレース振りから素質は感じられたがスペシャリストが出揃うこの時期のダートOP戦では如何せん相手が悪かったとしか言いようがない。キングカズは可もなく不可もなくと言ったところだろうか。開幕前の時点で今季の馬体ワンツーと称賛されていたブラックカフェとミステリアスアートの成績がこれでは如何ともしがたい。るんたかに関してはもう迷うところはないだろう。年が明けてから馬を見た記憶がほとんどない。来季はぜひ年間通して愉しめる馬選びを心がけてもらいたいところだ。ヴェルスパーは全5勝なのにこの総ポイント(1650pt)。あり得ない。一応バイ男と同じくこちらも出走馬全勝利こそ挙げているのだが50ptと70ptの2勝ではその存在はゼロに等しい。英国行き便を予約していたマイネルエクソンは何を血迷ったか園田で途中下車してしまったようだ。メンバー中随一の良血種牡馬を並べた昨季2位のしんえもんだが結果は奮わなかった。やはりドラフト上位陣が不出走では善戦は望めない。3位抽選で3者が被ったバリアントパシャだが結果的にそれぞれ繰り上がりで5位指名に入ったマグネティックマンとヴィータローザに劣ることとなった結末も面白い。ロマン派のカマーチョは最終節手前でようやくエルフィンが初勝利を拾った。そして今季の栄えあるビリは未勝利0ptで果糖数比呂となった。昨年の覇者とビリ者がそっくり入れ替わったところがまたそそられる。相馬眼の出来は勝ちたい(参加したい?)というハングリー精神と何らかの結び付きがあるのかもしれない。抽選の悪夢によるものとはいえやはり1位指名がジェニュイン産駒では苦戦は免れることはできなかった。来季での奮起を期待しよう。

 なお、今季はPOG3賞は省略して軽く成績の詳細をまとめてみることにした。ちなみに○地限定ランキングは掲載しても無意味なので割愛させていただいた。来季もよろしく。